障がいの重い子どもたちとみんなでスポーツやゲームを遊びたい!〜ボードベースボール、ドーナツゲーム、フロアリバーシの紹介〜

アーカイブ

中山隼雄科学技術文化財団の主催により、福岡女学院大学の山之内幹講師による講演会が開催されました。

講演では、山之内講師自身が教育現場に携わった特別支援学校の紹介や、そこに通う障がいを持った子どもたちに向けた玩具やゲームの開発について紹介されました。
手や指に麻痺のある子どもでも手で握って音を奏でられるような楽器を考案するために何種類もプロトタイプを作ったり、現場に携わる先生と安全性等について議論したりと、試行錯誤を行ったエピソードについて、プロトタイプの実物を見せながらご紹介いただきました。
また、一部の生徒から寄せられた「野球でボールを打ってみたい」「試合をしたい」という声に応え、障がいの重い子どもたちと健常者が対等な立場で遊べるようなゲームを作った結果、学校行事にも取り入れられるほど大勢の人に受け入れてもらえるゲームに発展したというお話もあり、参加者たちが興味深く聞き入る様子もみられました。

講演の合間には、開発された玩具やゲームの実物を参加者に体験してもらう時間が設けられました。ビー玉を指で弾いてボード上に描かれたドーナツ型のエリアに入れて点数を獲得する「ドーナツゲーム」の体験では、山之内先生を交えて参加者らが対戦を行い、楽しむ様子が見られました。
講演終了後も参加者が玩具を手にとって試したり、山之内講師と玩具の使い方や可能性について議論したりと、知識共有や意見交換が活発に行われる場となりました。

この講演会は、中山隼雄科学技術文化財団による研究助成を受けた研究の成果を一般公開する場として開催されました。

日時

2018年9月1日(土)13:00-15:00

主催者

公益財団法人中山隼雄科学技術文化財団

参加者

教育、福祉、その他に関わる方 10名

関連URL

http://www.nakayama-zaidan.or.jp/news/180901-01.pdf

執筆者: 阪口紗季(東京大学大学院情報学環・特任研究員)



アーカイブ一覧へ