東京大学制作展Extra2019 “enact one’s self” /iii exhibition Extra 2019 “enact one’s self”

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7月5日から4日間「東京大学制作展Extra2019」が開催されました。
本展覧会は、広く一般の方に技術を親しんで頂くことを目標に企画され、今年で21回目の開催になります。

情報学環学際情報学府の学生達を中心に、研究と並行して作品制作に取り組みました。
今回の東大制作展Extra2019は、
今までの「あたりまえだと思っていた自分の世界の見方」について、立ち止まって考える機会となることを目指し、“enact one’s self”というコンセプトを掲げました。

enactとは、哲学における思想「Enactivism(エナクティヴィズム)」に由来します。このEnactivismとは、「人の認知とは、頭の中で処理されて構成されるものではなく、自らの行動によって構成されるものである」という考え方です。

作品をのぞいてみたり、触ってみたり、偽装してみたり、叩いてみたり、体を動かしてみたりすることで、
また、制作者の学生とのコミュニケーションを通して、
それぞれの自己(one’s self)が、受動的・反射的になる(React)のではなく、能動的に行動(Enact)する体験を、お客様それぞれの心の窓を通して楽しんでいただけたようです。

今回はVRを用いた体験型作品や、映像作品など、多様な全12作品が展示されました。おかげさまで、学内の方だけでなく、企業の方や小さいお子様、通りがかりの観光客の方まで、609名の方にご来場いただきました。

様々な方から感想を直接聞くことができて、改善点やフィードバックを頂き、学びの場にもなりました。このフィードバックを活かし、また日々の研究に取り組みたいと思います。
そしてその集大成として、11月にはさらにレベルアップした作品を展示する制作展が開催されます。成長した私たちの作品を是非体験しに来てください。

今回展示した作品の動画も作成致しましたので、ぜひご覧ください。

東大制作展Extra2019 enact one’s self 作品動画

日時

2019年7月5日(金)〜7月8日(月)11:00-19:00

主催者

東京大学大学院 情報学環・学際情報学府

参加者

東大制作展Extra来場者(小学生、中学生、高校生、大学生、教員、メディア系・デジタルアート系企業、近隣住民)609人

関連URL

http://www.iiiexhibition.com/

執筆者:大井将生(学際情報学府・制作展広報担当)



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