非現実感から考える実空間の触感デザインワークショップ

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2022年3月30日に「非現実感から考える実空間の触感デザインワークショップ」を開催しました。
ワークショップの参加者は触覚デバイスを利用しながら、ビデオゲーム内のキャラクタの行動に対して触感をデザインしたり、実空間における時間軸を持った触感体験のデザインに取り組みました。

ワークショップの様子

メタバースなどを筆頭にオンラインやVRなどの仮想空間における体験に対して現実感を与えるために、実空間の体験を仮想空間で再現するといった流れがあります。一方で、仮想空間における特徴的な非現実的な行動や体験を実空間に作り出す事で、これからの実空間におけるインタラクションや触感体験を考えるワークショップになります。
参加者は触覚デバイスと100円均一に売られている日用品を組み合わせたり加工しながら、これまでに「見た」事はある行動に触感をデザインしました。

素材の組み合わせで触感をデザインする様子
入力と出力を同じ素材に取り付けて体験の中の触感を強調するアイデア
デバイスの入力装置の物性に着目して触れ方で触感をデザインするアイデア

執筆者:伊達亘(東京大学大学院情報学環・特任研究員)



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