2024年7月5日(金)から8日(月)までの4日間「東京大学制作展 EXTRA 2024 なにいう展」を開催いたしました。

東京大学制作展は、多様なバックグラウンドを持ち、専攻や興味関心の異なる学生たちが集う、テクノロジーとアート・デザインを融合する展覧会です。作品制作に加えて企画から運営までを学生が行っています。今年で26回目の開催となりました。

本年度のEXTRAのタイトルは「なにいう展」としました。普段は研究という形で個人の関心に向き合っている学生たちが、創作を通じて自分たちの表現に形を与え、「なにか言ってみる」という試みからスタートしました。鑑賞者には、作品に耳を傾け、「これは何を言っているんだろう？」という素朴な疑問を抱きながら作品の前に立ち止まってもらうことにより、想像できなかった反応や理解があふれる鑑賞体験が生まれることを目指しました。

会場のオープンスタジオには、11月に開催されるメインに先立って先行作品を8つ展示しました。新聞やTシャツ、地図といった身近なものを用いる作品から、アニメーションやデジタルファブリケーション、生成AIといったデジタル技術を用いる作品まで、幅広い作品が並びました。

また、ライティングやキャプション台、会場誘導の看板など、会場設計にも一つ一つこだわりました。

今回の制作展EXTRAでは、学内外から延べ759名の方にご来場いただきました。様々な方と作品を通して対話するなかで、多くの学びを得ることができました。また、本年度から「東京大学制作展クリエイターズ」基金が設立され、来場いただいた方々にチラシを配布しました。EXTRA終了から一週間が経ち、寄付総額はすでに30万円に達し、多くの方にご支援いただけています。

11月に開催される東京大学制作展では、展示する作品数を大幅に増やして開催いたします。ぜひ心待ちにしていてください。