LLM 同士の対話を触媒として用いたアイディエーションワークショップ

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2024年12月9日に、中條麟太郎(学際情報学府苗村研究室 修士2年)、松井克文(産学協創推進本部 特任研究員)らによって、ワークショップが実施された。これは同年9月にオープンスタジオで実施された「アントレプレナーのためのAIを用いたアイディエーションワークショップ」を発展させたものである。

生成AI技術、特にChatGPTやGeminiに代表される大規模言語モデル(LLM)の技術は急速に進化しており、クリエイティブな分野においてもその応用が拡大している。LLMは、批判的な質問や多様な視点を提供することで人間の創造性を支援できると考えられている一方で、その出力によって創造性が制限されることも懸念されている。

今回のワークショップでは、創造性が必要とされるタスクの中でも、特にアイディエーションに着目して、LLMの活用可能性を探索することを目的とした。そこで、LLMにただ答えを聞くのではなく、参加者のアイデアをもとにLLM 同士が議論している様子を「触媒」として利用して、人間が議論するというインタラクションを提案し、iPad上で動作するWebアプリとして実装した。

ワークショップでは、実装したWebアプリを用いて、合計12名の参加者にアイディエーションワークをさせた。インタビューの結果、本ツールを活用することで、初対面の参加者同士であっても議論が活性化することが示唆された。

本ワークショップの成果は、2025年3月2日から4日に東京で開催されたシンポジウム「インタラクション2025」にプレミアム発表として採択された。ワークショップに参加してくださった方に感謝する。

日付

2024年12月9日(火)

主催

情報学環苗村研究室

執筆者

中條麟太郎(学際情報学府苗村研究室 修士2年)



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