手話学習スマホゲームを作るための共創ワークショップ – 川原研究室

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東京大学 大学院工学系研究科 川原研究室の高木健助教主催による手話学習スマホゲームを作るための共創ワークショップを、2025年9月23日・10月19日の2回にわたって行いました。

当日は、東京大学の教員・研究員・学生、プロのゲームデザイナーがファシリテーションに関わる形で、ろう者や聴親(聞こえない子どもを育てた/育てている聞こえる親)にワークショップに参加していただきました。ファシリテーターと参加者のコミュニケーションは、手話通訳者に入っていただく形で行いました。

1回目のワークショップでは、アイスブレーキングを兼ねて自己紹介を行いました。そこで好きなゲームなどを紹介し合い、知っているゲームで盛り上がりました。それから、ろう者や聴親にとってどういうゲームの要素があると手話学習が楽しくなるか、付箋を使ってブレインストーミングを行いました。

2回目のワークショップでは、1回目のブレインストーミングをもとに、学生たちがゲームのペーパープロトタイプ(紙で作ったプロトタイプ)を2種類作ってきていました。それらを、参加者同士で遊んでもらいました。その上で、どちらがスマートフォン向けの学習ゲームとして楽しいか・やりやすいかなど、参加者の方からフィードバックをいただきました。

参加者の方は、1回目のワークショップではブレインストーミングに積極的に参加をしていただき、どういった要素がゲームに必要か、などについて意見をいただくことができました。
また2回目のワークショップでは、ペーパープロトタイプをとても楽しげに遊んでもらい、よかった点や改善すべき点など、様々なコメントをいただくことができました。ワークショップ後のコメントにて、実際のスマートフォンではどういうゲームが遊べるようになるのだろう、楽しみだ、と期待を募らせていました。

現在、プロトタイプへいただいた意見をもとにアイデアをブラッシュアップし、スマートフォンで遊べる手話学習ゲームを鋭意制作中です。 

主催

東京大学 大学院工学系研究科 川原研究室

日時

2025年9月23日、2025年10月19日

文責

日野 玲(東京大学 大学院学際情報学府 苗村研究室 修士課程1年)



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