ウェイズ・オブ・ノウイング上映会&トーク――ナバホの核の歴史を語る

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2025年11月30日(日),東京大学情報学環オープンスタジオ(中山未来ファクトリー)にて,ドキュメンタリー映画『ウェイズ・オブ・ノウイング(Ways of Knowing)』の上映会とトークイベントが開催されました。

本イベントは,1940年代から80年代にかけて米国南西部のナバホ先住民居留地で行われたウラン採掘が,今なお地域コミュニティや生態系に及ぼしている影響と,そこからの回復を描いたドキュメンタリープロジェクトの一環として企画されました。

■映画上映:ナバホの土地と人々の記憶
上映された映画『ウェイズ・オブ・ノウイング』(監督:Kayla Briet)は,環境的トラウマに対処しながら,土地との関係性を再構築しようとする先住民(ディネ)の姿を映し出した作品です。
会場では,英語・ナバホ語に日本語字幕を付した25分の短編が上映され,映像美と深いメッセージ性が,来場者に好評を博しました。

■充実のクロストーク
上映後には,多彩なゲストによるディスカッションが展開されました。

  • サニー・ドゥーリー氏(Sunny Dooley):ナバホの長老であり語り部としての視点から,核の歴史とはるか昔から続く故郷への想いが語られました。
  • ラブリー・ウマヤム氏(Lovely Umayam):本作のプロデューサー・脚本家であり,核政策研究者としての専門的見地から制作背景が共有されました。
  • 渡邉英徳教授(東京大学情報学環):本イベントの共催者であり,デジタルアーカイブや記憶の継承に関する視点を提示しました。
  • 小林エリカ氏(作家・アーティスト):表現者の立場から,目に見えない放射能や歴史をいかに描くかについて議論を深めました。

ナバホの長老であるサニー・ドゥーリー氏を始め,政策,芸術,学術といった多様な背景を持つ登壇者による充実したディスカッションが行われ,参加者と共に「負の遺産」をいかに捉え,未来へ繋げていくかを考える貴重な時間となりました。

【開催概要】
日時

2025年11月30日(日)17:00〜

会場

東京大学情報学環オープンスタジオ中山未来ファクトリー

主催

国際連合軍縮部(UNODA)

共催

東京大学大学院情報学環渡邉英徳研究室

参加費

無料



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