ワークショップはじめの一歩

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GCL GDWSにおいて受講すべき、ワークショップA Mediumにあたる内容。まずはワークショップ初学者向けに、「ワークショップというのがどういう構造を持って展開しているのか」を体験してもらった上で解説する。例えば、5/19については、ブラインド観賞という美術鑑賞に関するワークショップを行った。これは、2人一組になって、片方が作品をみないまま、もう片方の作品がみえている人の言葉によって観賞するというもので、実は絵画鑑賞というのが「言語」によって情報を分別し細部を見ていくことによって統合的に「解釈」へとたどり着くというプロセスを経験する。

ワークショップ終了後に、メタリフレクションとして、このワークショップの手順を記した「スクリプト」を公開し、参加者の体験を時間軸に添ってどのように配分し、また参加者の反応によってどのようにアドリブを利かせて豊かな経験を作り上げられるようにファシリテーションを行ったか解説した。ワークショップというのが単なる話し合いや一方的な解説ではなく、ある程度の設計の元に成り立っているか、また、その設計の上であっても、予定調和に陥らずに、参加者の自由度や創造性を担保し得るのか、といったことを紹介した。
参加者からは「このようにワークショップが作られていた、ということは知らなかった」「今後自分で作って行くにあたり、相談をしながら計画を立てていきたい」といった声がきかれた。

日時

2018年5月19日(土)、6月16日(土)13:00-17:00

主催者

水越伸(大学院情報学環・教授):6月16日/会田大也(大学院情報学環・特任助教):5月19日

参加者

GCL学生(総合教育学、都市工学、農学国際、健康科学・看護学、公共健康医学、知能機械情報学、電子情報学、創造情報学、学際情報学、社会医学、マネジメント) 2日間延べ17名

関連URL

執筆者: 会田大也(大学院情報学環・特任助教)



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