身近なものをおしゃべりに 親子で楽しむペチャット教室 文化庁メディア芸術祭関連ワークショップ

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第21回文化庁メディア芸術祭 関連ワークショップとして、「身近なものをおしゃべりに 親子で楽しむペチャット教室」が開催されました。

ペチャットというのは、スマホからコントロールできるマイク/スピーカーをぬいぐるみなどに取り付けることで、ユーザーがすでに自宅に持っているお気に入りのぬいぐるみを喋らせることができる商品です。

これをつかって、言葉になる前の、声色による感情表現を学んだ上で、参加者のオリジナルの声を録音して、言葉を解する前の子どもたちとも楽しめる方法を探りました。

当日のプログラム:
1. イントロダクション
2. キャラクター制作
3. 音声録音
4. 発表
5. 感想の共有ふりかえり

さまざまなオブジェに目玉を付けることによって、キャラクターを産み出します。各キャラクターにはペチャットが埋め込めるようにしています。
その上でそのキャラクターに相応しい声を想像して録音し、声をもつキャラクターが誕生します。

参加者は小さな子どもがいる親が中心なので、自分の子どもの反応を確かめながら声色や音量などを調整していきます。

ワークショップのまとめとして「子どもが世界を探索している目線」を、親としてリアルにシュミレーションしてみるために、ペチャットのような非言語のコミュニケーションツールが窓口になる可能性を伝えました。

参加者からは「自分のこどもたちが予想外の反応を見せるのが楽しかった」「子どもたちが何を面白がっているのか、くわしく想像してみるのが面白いと分かった」といった感想が寄せられた。

日時

2018年6月22日(金)
10:00 – 11:10 (1回目開催)
12:00 – 13:10 (2回目開催)

主催者

第21回文化庁メディア芸術祭実行委員会

協力

株式会社サンゲツ

参加者

1 – 3歳の子供とその親 合計7名

関連URL

http://festival.j-mediaarts.jp/works/entertainment/pechat/

執筆者:会田大也(東京大学大学院GCL GDWS・特任助教)



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