東京大学制作展Extra2022 Emulsion

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7月1日から4日までの4日間「東京大学制作展Extra2022 Emulsion」が開催されました。
東京大学制作展は、学際情報学府の授業の一環で、コンセプト設定・展示物制作・運営を学生中心で行うメディアアートを中心とした展示会で、今年で24回目の開催になります。

東大制作展Extra2022では、「Emulsion」というコンセプトを掲げました。Emulsionとは、本来混ざり合わないはずの物質が反発しながらもお互いを受け入れ、共存している状態を表しています。各々の専門性・開催する形態・接続する次元を超えた、作者・作品・観客の出会いから新たな創造の可能性を探り、作品制作に取り組みました。今回の展示では、順路を考えた作品の配置をするよう、会場設計にもこだわりました。

会場には、インスタレーションや映像作品、VRデバイスやカメラを用いた体験型の作品など、多種多様な全15作品を展示しました。コロナ禍ではありましたが、感染対策をしつつ多くのお客さまに楽しんでいただくことができました。2年ぶりの対面展示ということで、開催を心待ちにしていたという方もいらっしゃいました。人数制限の中でもチケットは全日完売となり、学内の方だけでなく企業の方やご家族連れまで、全体で482名の方にご来場いただきました。

作品や展示方法について様々な方から感想を直接聞くことができたほか、改善点やアドバイスを頂く学びの場にもなりました。いただいたフィードバックを、各々の制作や研究などさまざまな活動に活かすことができればと思っています。
11月には、今回からさらにレベルアップした作品を展示する制作展を開催します。7月の展示から学び、成長した私たちの作品を是非体験しに来てください。

日時

2022年7月1日(金)〜7月4日(月)11:30-19:00

主催者

東京大学大学院 情報学環・学際情報学府

参加者

東大制作展Extra来場者(小学生、中学生、高校生、大学生、教員、メディア系・デジタルアート系企業)482人

関連URL

http://www.iiiexhibition.com/

執筆者:香川舞衣(学際情報学府・制作展プロデューサー)



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