夏休み親子ゲームジャム2022 in 東京

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8月6日(土)、7日(日)の2日間、夏休み親子ボードゲームジャムが開催されました。
ボードゲームジャムとは、参加者同士で即席のグループを作り、さまざまな経験や背景を持つ人々が協力してテーマに応じたボードゲームを制作するワークショップです。

今回、情報学環藤本研究室の調査・研究「小学校高学年向けのゲームジャム型ワークショップの開発とその教育的効果に関する研究」(科学技術融合振興財団助成)の一環として初の開催となりました。

7月の募集開始から定員を超える多くの方からの申し込みがあり、最終的には13組の親子に参加していただきました。

1日目は、「ボードゲーム」に親しむ時間として、学生ファシリテーターの支援のもと、たくさんのボードゲームをプレイしました。初めは緊張していた子どもたち(保護者の方々)も、ゲームを通してコミュニケーションをし、歓喜の声がさまざまな場所で聞かれました。

また、子どもたちがボードゲームをプレイしている間、藤本研究室の財津特任研究員により「創造性とゲームデザイン」に関する講義が保護者に行われました。2日目のゲームデザインの活動に向け、創造性やボードゲームのデザインプロセスを学ぶ機会となりました。

2日目は、ボードゲーム制作のスキルを持つデザイナーがファシリテーターとして参加し、「新しい家事」というテーマのもと子どもたちの豊かな発想に基づいたゲームが制作されました。9時から16時30分まで、途中に休憩を挟みながらグループで一からゲーム作りに取り組みました。

4つのグループで、それぞれ「新しい家事」をテーマにした全く新しいボードゲームが生まれました。16時30分からは、お互いのグループで相互にできあがったゲームをプレイし合う時間を設けました。自分たちの作ったゲームがどのように他の人たちにプレイされるのか、緊張の面持ちで見守りつつ、歓声や「面白かった」の感想に思わず笑顔が漏れる素敵な時間でした。

ワークショップ後に実施したアンケートでは、多くの子どもたちから本ワークショップに「参加してよかった」「また参加したい」との声が聞かれるとともに、保護者の皆様からも「子どもの創造性を引き出すことができた」「作品が仕上がってよかった」「子どもの意外な側面を知ることができた」などといった感想をいただきました。
コロナ禍ではありましたが、子どもたち・保護者の皆様にとても楽しんでいただくことができました。ひと夏の貴重な体験であったと感じていただけたなら幸いです。

本ワークショップの成果は、情報学環藤本研究室のHPにて順次公開していきます。今後のワークショップのお知らせ等も配信されますので、どうぞ今後もご注目ください。

日時

2022年8月6日 (土) 13:00-17:00、8月7日(日)9:00-18:00

主催者

東京大学大学院情報学環藤本研究室

参加者

一般参加親子13組、ファシリテーター4名、学生ファシリテーター4名

関連URL

https://ludixlab.net/

執筆者

財津康輔(情報学環・特任研究員)



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