UT Hack AR ワークショプ

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3/19 3/26の2日間UT Hack AR というワークショップを開催した。MITをはじめ様々な大学にあるHackカルチャーを参照し、東京大学本郷キャンパス内にARでHackを仕掛けようというテーマを設定した。本来実空間に物理的に仕掛けるHackをARを用いればもう少し気軽に行うことができたり、公開することができたらキャンパス訪問者の話題にもなるのではということを考え発案した。

参加者は5名で両日とも参加できたのは4名だった。進行役の倉本特任研究員のほか2日目はVR関連テーマの研究をしている大学院生もサポート役として参加した。

今回はMIT Hackを紹介する書籍、「NIGHT WORK」を参照し、そこで宣言されるHack倫理(*1)に則り、あそび心あるイタズラを発想・プロトタイプ実装するため、3段階の活動を準備した。
1番目の活動として、キャンパスを散策しHackを仕掛けたい箇所の写真撮影。それらの写真を印刷しダーマトグラフ(色鉛筆)でHackのイメージを描き込むアナログ的手法。2番目にScratch を利用し、紙面上で発想したアイディアに動きやインタラクションをつけモックアップとした。3番目はARでHackを作成する活動となる。

またこれらをすべて1日で行うには要素の多いこと、またARでHackを作成する際使用すVPS(Visual Positioning System)の登録やスキャンに時間が必要なこともあり、2日に分けて行なった。
1日目は写真への書き込みとScratchでのモックアップ作成。解散前にVPSスポットの説明と登録及びスキャンの方法を共有した。2日目はVPSスポットを利用したAR Hackの実装を中心に進めた。

写真撮影、手描きでのイメージ作成は特に抵抗なく誰でも行うことができた。また今回の参加者のScratchに関する事前知識は少なめだったが、多少導入の説明をしただけで少ないフォローで自在に操作し制作ができた。
3番目のAR作成環境は 8th Wall という環境を用いたがこちらも初見となる参加者がほとんどで抵抗感があるようだったが、公式に提供されているチュートリアルを全員でなぞりあとは各自で全員がプロトタイプ作成まで可能だった。

また、あそび心やイタズラといった点での考察として、あそび心を紐解いていくための過去の経験の掘り起こしはひとつ共有されると輪をかけるように広まりアイスブレーキングとして十分に機能した。またイタズラという観点で、作られたHackを紹介する際は匿名性を担保したい、ワークショップ期間だけでなく好きなタイミングで仕掛けたいといったこともあることがわかった。

今回は作成したHackを公開するまでには至らなかったが、ここで得た知見を活かし新たなARでのHackの作成や公開などにもチャレンジしたいと考えている。

日時

2024年3月19日・26日

主催

情報学環オープンスタジオ・倉本大資

参加者

工学部・情報学府などの学部生、大学院生

文責:倉本大資(東京大学 大学院 情報学環 特任研究員)



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