東京大学 本郷キャンパス 情報学環本館地下1階
東京大学情報学環 オープンスタジオ
【市原市×東京大学大学院】中学生AI入門教室 2026
アーカイブ 2026年08月15日(土)
市原市と情報学環の連携協定事業の一環として、「中学生AI入門教室」を開催いたしました。これは、今年度予定している全3回の子ども向け教室の第三段となります。
講座の前半では越塚教授より、会場となった東京大学の紹介や研究室で取り組んでいる研究内容について説明を行いました。大学ではどのような研究が行われているのかを知ることで、AI技術が研究や社会でどのように活用されているのかを学ぶ機会となりました。
続いて、コンピュータの歴史からAIの発展までを振り返り、現在注目されている生成AIについて紹介しました。文章生成、画像生成、動画生成、音楽生成など、さまざまな生成AIの活用事例を紹介し、AIが私たちの生活や仕事にどのような変化をもたらしているのかを学びました。
デモでは、生成AIを使って市原市の歌詞や楽曲を制作する様子を紹介したほか、ARグラスを利用したリアルタイム翻訳技術など、最新のAI技術についても紹介しました。参加した中学生は、AI技術が身近な場面でも活用され始めていることを実感している様子でした。
後半はハンズオン形式で、実際にAIを体験しました。最初に画像認識AIの学習を行い、グー・チョキ・パーの画像をAIに学習させて認識モデルを作成しました。自分たちで学習データを準備し、AIが画像を識別できるようになるまでの流れを体験することで、AIがどのように学習しているのかを理解しました。
続いて、大規模言語モデル(LLM)の仕組みについて学び、AIとの対話をより効果的に進めるための「壁打ち」の方法を体験しました。質問を工夫したり、追加の条件を与えたりしながら対話を重ねることで、AIからより目的に合った回答を引き出せることを実際に確認しました。
最後は画像生成AIを使った実習を行いました。プロンプト(AIへの指示文)の書き方によって生成される画像が大きく変わることを体験し、思い描いた作品を生成するためのコツについて学びました。参加者は表現を少しずつ工夫しながら何度も生成を繰り返し、AIとの対話を通じてイメージを形にしていく楽しさを体験していました。
今回のAI入門教室では、AIを「使ってみる」だけでなく、その仕組みや特徴を理解し、目的に応じて活用するための考え方について学びました。急速に発展するAI技術に触れることで、参加した中学生にとって、未来の学びや進路を考えるきっかけとなる有意義な一日になったのではないかと思います。
市原市、東京大学大学院情報学環 越塚研究室
2026年8月8日(土曜) 午後1時から午後5時
小林 真輔(越塚研究室)
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