若年者がコードを学ぶ場所として、CoderDojo（コーダードージョー）という取り組みがあります。情報学環オープンスタジオでは東大生を対象にその活動の紹介をするイベントを実施しました。

CoderDojoは世界100か国で2,000箇所以上あり、日本には220以上のDojoがあります。その運営は全てボランティアにより行われ、エンジニアや保護者といった様々な立場の大人から若者たちへコードに触れる機会が提供されています。

CoderDojoでは、参加者をニンジャ、主催する人のことをチャンピオンと呼び、若者のコーディングをサポートする人をメンターと呼んでいます。ニンジャは小中学生はもちろん、高校生くらいまでの募集が多く、メンターは大人の役目と思われますが、得意な人たちは中高生くらいからメンターとして参加する場合もあります。

今回はそうした活動に大学生として関わっている、福田さんをゲスト講師にお呼びして、CoderDojoの紹介、メンターとして関わることでの出来事などを紹介してもらいました。

参加者の中にはCoderDojoを知っていたが関わる機会がなかったと、熱心に質問などをする姿もみられました。

同じ日に、文京区の本郷地区で活動している、CoderDojoほんごうに情報学環オープンスタジオを利用いただき、実際のCoderDojoを開催し、早速その日にメンター体験も出来るようにしたところ、全員がDojoに参加をしてくれて子供たちとコーディングや、ブロック遊びなどをして交流しました。

今後も、CoderDojoほんごうをはじめ様々なCoderDojoにご協力いただき、東大生のメンター希望者を探しながら、東京大学の本郷キャンパス内でCoderDojo開催の機会を増やしていきたいと考えています。

次回8月29日（月）に再びオープンスタジオでCoderDojoほんごう開催予定です。

文責：東京大学大学院 情報学環 特任研究員 倉本大資