東京大学 本郷キャンパス 情報学環本館地下1階
東京大学情報学環 オープンスタジオ
東京オープンデータデイ2026 キックオフ会合
アーカイブ 2026年04月25日(土)
2026年4月18日(土)、東京大学大学院情報学環オープンスタジオにて、「東京オープンデータデイ2026」のキックオフ会合を開催しました。東京オープンデータデイは、行政や企業が保有するデータを誰もが自由に利用できる形(オープンデータ)で公開し、その活用方法やアイデアを広く議論する国際的な祭典「オープンデータ・デイ」に連動して、東京でも毎年開催されているイベントです。今年の本番は2026年7月4日(土)にダイワユビキタス学術研究館での開催を予定しており、今回はその準備・意識合わせを目的としたキックオフの場として実施されました。主催は例年どおり、一般社団法人オープンコーポレイツジャパンと東京大学大学院情報学環 越塚研究室が共同で担いました。
当日は大学・研究機関、自治体職員、IT企業、学生など多様な属性の方々約30名が一堂に会しました。例年の参加者に加え、今年は早稲田大学の水町衛志教授ゼミも参加し、法学・社会科学の視点が加わることで、例年以上に幅広い議論が展開される場となりました。オープンスタジオの開放的な空間の中で、異なるバックグラウンドを持つ参加者たちが丸テーブルを囲み、会が始まる前から自然と交流が生まれていました。
会合は13時の開始・趣旨説明のあと、ライトニングトークからスタートしました。各参加者がオープンデータ活用への問題意識や関心領域をそれぞれ短時間で共有し、大学での研究事例から行政現場での実装経験、学生ならではの視点まで、会場全体の関心の輪郭が浮かび上がりました。短い発表が積み重なることで参加者同士の共通点や関心の違いが可視化され、その後のグループ編成に向けた自然な雰囲気づくりにもつながりました。
13時30分からはミニアイデアソンに移り、参加者は5つのチームに分かれて議論を行いました。扱われたテーマは「東京の未来」「学生アルバイトの労働相談」「GX(グリーントランスフォーメーション)」「多文化共生」「関係人口」と、東京が抱える現代的な課題を幅広くカバーするものとなりました。各チームでは、そのテーマに関連するオープンデータがどのように存在しているか、あるいはどのようなデータが整備されれば課題解決につながるかといった問いを軸に、具体的なアイデアの検討が進みました。今年の議論の大きな軸の一つはAIであり、オープンデータとAIを組み合わせることで何が可能になるかという問いが、どのチームの議論にも通底していました。
14時50分にアイデアソンを終えた後、15時からは各チームによる発表と全体ディスカッションを実施しました。プロジェクターに映し出された各チームのスライドをもとに、担当者が議論の経緯とアイデアの概要を発表し、他の参加者からの質問や意見を交えながら議論が展開されました。どのようなデータが必要か、誰がどう活用できるか、実装に向けてどのような壁があるかといった具体的な問いが行き交い、7月の本番に向けたアイデアの種が数多く生まれた場となりました。会合は予定どおり17時30分に終了しました。
今回のキックオフを皮切りに、本番に向けた準備が本格的に動き出します。東京オープンデータデイ2026は、2026年7月4日(土)にダイワユビキタス学術研究館にて開催予定です。アイデアソン、事例発表、参加者どうしの交流など、多彩なプログラムを予定しています。大学・行政・企業・市民の皆さまのご参加をお待ちしております。
(ヘッダー写真)アイデアソン発表の様子。「地域のPAIマーケティング」をテーマに取り組んだチームがスライドを用いてアイデアを発表し、参加者が耳を傾けている。(2026年4月18日、東京大学情報学環オープンスタジオ)
2026年4月18日(土)13:00〜17:30
東京大学大学院情報学環オープンスタジオ
一般社団法人オープンコーポレイツジャパン/東京大学大学院情報学環 越塚研究室
約30名(大学・研究機関、自治体職員、IT企業、学生ほか)
清家大嗣(東京大学大学院情報学環 越塚研究室)
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